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【高校入試】国語の現代文の傾向(古文や詩歌の引用)と対策

国語融合問題

近年の高校入試で出題される国語の現代文はとても難しいです。

実際に保護者の方も一度問題を見てみることをおすすめします。

国語の読解問題で出題される文章は長文で難解のものが多くなっています。

また、現代文であっても古文や詩歌からの引用があったり、文芸全般の幅広い知識を必要とする場合があったりもします。

以前とは傾向が変わってきているので、事前に慣れておく必要があります。

学校の国語の勉強以外に、自分で対策をしていくようにしましょう。

過去に難関私立高校や独自問題を出題する公立高校などで出題された問題を抜粋した『国語融合問題 完全攻略30選 【現代文新傾向対策】 (高校入試特訓シリーズ)』という市販教材は、自分で対策をするお子様の役に立つ1冊です。

傾向に慣れる

現代文の説明文・論説文の中に古文や詩歌の引用が含まれている文章に慣れておくことが重要です。

慣れていないと読むのに時間がかかってしまうことがあります。

また、重要な部分が掴めず、設問に答えることが出来ないというケースもあります。

あくまでも現代文としての出題ですので、古文や詩歌の詳しい内容を捉えることが出来なくても大丈夫です。

しかし、入試の際に意味が分からない文章(引用されている古文や詩歌)があったら焦ってしまうことでしょう。

事前に高校入試で出題される国語の現代文の傾向に慣れておくと、本番で焦ることはなくなると思います。

レベル別の問題構成

国語融合問題 完全攻略30選 【現代文新傾向対策】 (高校入試特訓シリーズ)』は、レベル別に問題が構成されています。

  1. ステップ1 基本的古文の融合問題
  2. ステップ2 説明文的融合問題
  3. ステップ3 文芸評論的融合問題
  4. 便覧(文学史編・重要語句編)

基本的古文の融合問題

基本的古文の融合問題は全部で10題。

万葉集」や「土佐日記」「源氏物語」などについての読解問題が出ております。

出題された学校としては、慶應女子や都立西などです。

それぞれの問題文の中に、古文や詩歌の引用がありますが、どれも詳しい内容が分からなくても問題は解けるようになっています。

逆に、この10題の問題文を読むことによって、今まで知らなかった「万葉集」や「土佐日記」「源氏物語」などの知識を吸収することが出来ると思います。

すぐに正答にたどり着けなくとも、読むだけで国語の知識が増えていきます。

説明文的融合問題

説明文的融合問題は全部で15題。

おくの細道」や「更科日記」「徒然草」などについての読解問題が出ております。

出題された学校としては、市川や都立日比谷などです。

ステップ1に比べ、古文や詩歌の説明だけでなく、筆者の評論が含まれてきます。

ステップ1と同様、古文や詩歌の引用がありますが、詳しい内容が分からなくても問題は解けます。

古文や詩歌に対する筆者の考え、または古文や詩歌をもとにした筆者の考えをしっかりと読み取ることが大切です。

このステップ2も、15題の問題文を読むことによって、今まで知らなかった「おくの細道」や「更級日記」「徒然草」などの知識を吸収することが出来ると思います。

文芸評論的融合問題

文芸評論的融合問題は全部で5題。

ステップ2までに比べ文章が長くなっています。

また、難解な語句が多く出てきたり、題材が難しかったりと、全てを理解するのが難しくなります。

限られた入試時間で解くため、ポイントを押さえて読む練習に最適です。

現代文の説明文や論説文では、設問のパターンが決まっている場合があります。

多く問題を解いていると、「答えは最初にある」といったことが分かるようになると思います。

専修大松戸や都立国分寺で出題された問題をベースとしておりますが、色々な学校の出題に対応出来るようになるでしょう。

便覧(文学史編・重要語句編)

文学史編では、奈良時代から平成までの作品・作家名が数多く掲載されています。

これを全て覚えれば、文学史の問題は殆ど解けるようになると思います。

  • 奈良時代     4作品
  • 平安時代    26作品
  • 鎌倉・室町時代 21作品
  • 江戸時代    23作品
  • 明治時代    17人
  • 大正時代    11人
  • 昭和前期     7人
  • 昭和後期・平成 11人

重要語句編では、高校入試に出題された難解な語句が「あいうえお順」に掲載されています。

語句の意味を知っていると、現代文の内容を把握しやすくなります。

「浅薄」「野趣」といった言葉の意味が分かりますか?

普段使わない言葉なので、意味を調べて覚えておく必要があります。

詳しい解説

国語融合問題 完全攻略30選 【現代文新傾向対策】 (高校入試特訓シリーズ)』に出ているステップ1からスッテプ3までの全ての問題に、詳しい解説が掲載されています。

「この部分にこう書いてあるため、答えはこうなる」といった解説のため、読んで納得がいくと思います。

所謂、答えの根拠を探すということをしっかり身につけてもらうことに重点を置いているのでしょう。

国語の現代文を感覚や勘で解くお子様がいますが、とても危険です。

数学と同じように、答えは1つになるように設問は作らているので、しっかりと根拠を探す練習をしましょう。

市販教材の中には解説が詳しくないものもあります。

なぜその答えになるのかが、はっきりと分かる解説が付いている市販教材を選んで練習することが大切です。

まとめ

近年の高校入試で出題される国語の現代文の傾向に慣れておくことは、志望校が難関私立高校や独自問題を出題する公立高校といったお子様の役に立ちます。

古文や詩歌が引用される現代文に慣れておくために、自分で準備を進めるようにしましょう。

また、現代文とは別に古文が出題される学校を受験する場合、古文の練習をしておくことをおすすめします。

古文は練習をしておくことにより、得点源となります。

国語で安定した得点を取るため、ぜひ古文の練習をしておくようにして下さい。

関連記事中学生の「古文」を苦手分野から得意分野に変える

完全攻略 東京学参』のシリーズは難関高校を受験するお子様の役に立つ市販教材だと思います。

国語だけでなく、他教科でも分野別となっておりますので、一度確認をしてみることをおすすめします。

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