国語の読解問題を苦手にしてしまう人が多くいます。
読解問題は「なんとなく解いている」とか、「勘で解いている」という人もいるのではないでしょうか。
数学などの教科とは違い、答えが一つにならないと思っている人もいるでしょう。
確かに、記述問題では模範解答と全く同じになるということはないかもしれません。
しかし、キーワードとなる単語や、文章中から答えとして使う部分を見つけて解答を作るという流れが鉄則です。
「自分だったらこう思う」「自分だったらこんな気持ち」といった主観的な捉え方ではなく、文章中から探すということを徹底する必要があります。
国語の読解問題もコツを掴むと得点が取れるようになります。
時間がかかるかもしれませんので、早めに対策をしていきましょう。
目次
学校の国語と高校入試問題の違い
学校の国語の授業では、教科書に出ている文章を先生が細かく解説してくれる形式ではないでしょうか。
授業の中で意見を出し合い、先生が意見をまとめ、解説をしていくことが多いと思います。
また、学校の定期テストでは授業で勉強した文章が出題されます。
問題も授業内の板書やワークに関連した問題が多いと思います。
したがって、学校の国語の授業だけでは読解力を付けるのは難しいと考えます。
高校入試の問題は初見の文章から出題されます。
それも誰が解いても答えが同じになるような問題が多く出題されます。(自由作文や小論文はこの限りではありません)
そこで、国語の読解問題の対策をしていく必要があります。
読解問題を解くコツを身に付ける
読解問題を解くにあたり、闇雲に問題を解いても上手くいきません。
しっかりと解くためのコツを身に付ける必要があります。
読解問題といっても、「説明文・論説文」「小説文」とでは注意する点が変わってきます。
それぞれの文章の特徴、問題の特徴を理解することが重要です。
説明文・論説文では、文章の型がある程度決まっています。
まず通読をし、どの辺に何の話が書いてあったかだけでも掴むようにしましょう。
そうすると傍線の近くに答えがない時でも、焦ることがありません。
小説分でも最初に通読をし、場面が変わる箇所を見つけるようにしましょう。
場面が変わると主人公の気持ちも変わることが多くあります。
どんな出来事があって、気持ちが変わっていくのかに注意をしてみましょう。
市販の読解問題用テキスト
市販の読解問題用テキストを使って定期的に練習をすることで、読解力が身に付いていきます。
もちろん塾で使っているテキストがあれば、それを使ってもかまいません。
ただ、多くの読解問題に取り組むことが肝心です。
「解き方」がわかる国語 文章読解 (高校入試 塾の先生が教えるシリーズ)
塾の先生が教えるシリーズの読解問題用テキストです。
解説がしっかりしているので、問題を解いて答え合わせをして終わりではなく、しっかりと解説を読むことにより力が付きます。
国語の読解問題の解き方が全く分からないお子様にオススメです。
論理的に考える力を身に付けることにより、読解問題で点数が取れるようになっていきます。
国語長文 難関徹底攻略30選 【入試頻出難問・良問厳選】 (高校入試特訓シリーズ)
ある程度、読解問題で解き方が分かってきたお子様にオススメです。
ただ、難関校向けのテキストですので、志望校に合わせて使ってみるかを検討してみて下さい。
まとめ
国語の読解問題が出来ないお子様は、「全く解き方が分からない・・・」と最初から諦めてしまっているケースもあります。
学校の国語は出来ても、模試になると得点が取れないというお子様も多くいます。
どちらも読解問題の解き方を勉強していないことが原因です。
読解問題は、答えとなる部分が文章中に書いてあるので、その部分を見つける作業を出来るすることで点数が取れるようになります。
今まで読解問題の勉強をしてこなかったお子様は、すぐにでも対策をしてみましょう。
解き方のコツが掴めるようになると、今までよりも確実に高得点が取れるようになると思います。