公立高校を受験する人向けの「数学のおすすめ教材」を紹介したいと思います。
中学3年生の人で「受験までの短期間で数学を出来るようにしたい」と思っていたら、すぐに取り掛かって欲しいと思います。
また、「あと5点取れたら」と思っているような人にも是非やってもらいたいと思います。
数学は積み重ねが必要ですが、諦めてしまったら出来るようにはなりません。
公立高校の受験に向け、すぐにでも対策を取っていきましょう。
公立高校の入試問題は、私立高校の入試問題とは違い基礎的な問題が多く出題されます。
そこで、基礎力をつける対策をしていきましょう。
目次
公立高校の数学の入試問題は基礎力が重要
公立高校の数学の入試問題は基本的な問題が多く出題されます。(独自問題を出題する学校は少々違いますが。。。)
そこで、入試までに基礎力をつけることが重要となってきます。
イメージとしては中学校の教科書より少し難しいといった感じではないでしょうか。
学校のワークの応用問題に(◯◯県)と書いてあることがありませんか?
「これは(◯◯県)の入試問題ですよ」という意味です。
そのレベルの問題が本番の入試問題で出題されるわけです。
したがって、普段から公立高校の入試問題を部分的に解いていることになりますが、一人でしっかりと出来ていますでしょうか。
また、中学1〜2年生の内容からも出題されますので、忘れてはいませんか。
中学3年生になったら、復習を兼ねて「考え方」と「解き方」を1冊のノートに整理していくと良いでしょう。
基礎力をつけるための方法
公立高校の入試問題を解けるようにするための基礎力をつける方法。
それは、典型的な問題(良問)の「考え方」と「解き方」を理解し、実際に一人で解けるようになるまで繰り返し練習することです。
まずは、実際の公立高校の入試問題でよく出題される典型的な問題を把握する必要があります。
受験する都道府県の過去問を購入し、自分で確かめてみるのも良いでしょう。
ただ、中学1〜2年生のお子様ですと、全ての数学の単元を学習しているわけではありませんので、解くことは出来ないかもしれません。
そこで、市販の教材を準備し、学習した単元の問題のみをやってみると良いのではないでしょうか。
もちろん中学3年生の人は自分が受験する都道府県の過去問を解いていく必要があります。
その上で、分野別に復習をして基礎力をつけていくために、典型的な問題がまとまっている市販の教材を準備すると効果的だと思います。
201個の例題で5点UPを目指す
昔から受験生が使っている「[高校受験 合格への201 新装版 入試によくでる数学 標準編」という教材があります。(略して「佐藤の数学」「さと数」と言われることもあります)
「標準編」は公立高校を受験する生徒にレベルが合っています。
高校入試でよく出題される典型的な問題が201個の例題として出ており、その下に類題が出ています。
類題の多くは実際の公立高校の入試で出題された問題です。
201個の例題と聞くと、「多すぎて出来ない」と思うかもしれません。
しかし、やってみると分かりますが1ページ30分くらいで終わることが多いので、1日に2〜3ページは進むことが出来ると思います。
仮に2ページだったとして、約100日で終わらせることが出来ます。
100日というと3ヶ月ちょっとですので、中学3年生の9月から始めても12月には終わります。
201題の「考え方」と「解き方」をマスターしたら、今までよりも5点はUPするのではないしょうか。
「佐藤の数学」は中学1〜2年生にもおすすめ
「佐藤の数学(高校受験 合格への201 新装版 入試によくでる数学 標準編)」は中学1〜2年生の人にもおすすめです。
理由は、201個の例題の中には中学1〜2年生で学習する単元が多く含まれているからです。
たとえば、中学1年生で習う「1次方程式の応用(文章題)」は、7単元に分かれて説明されています。
- 過不足
- 年齢
- 割合
- 時間と距離①
- 時間と距離②
- 時間と距離③
- 食塩水
また、中学2年生で習う「1次関数」は13単元に分かれて説明されています。
- 式とグラフ
- 変域
- 1点と傾き,2点
- 平行,交点
- 方程式のグラフ
- 式の選択
- 傾き,切片の変化
- 面積
- 等積変形
- 平行四辺形
- 水量
- 動点と面積
- ダイヤグラム
入試によく出題される問題は、学校の定期試験でも出題されることが多くあります。
したがって、定期試験の勉強の役にも立ちます。
定期試験の勉強をしながら公立高校の受験の対策にもなるので、中学1〜2年生に是非やってもらいたいと思います。
まとめ
公立高校の数学の入試問題は基礎力を試される問題が多く出題されます。
難問の練習をするよりも基礎力固めをした方が、合計点は上がると考えます。
誰でも苦手単元はあるでしょうが、苦手単元をそのままでにせず、入試までに一人で解けるようにしましょう。
「考え方」と「解き方」を理解し、繰り返し練習することで苦手単元を克服することが出来ます。
苦手単元の問題が解けるようになれば、あと5点は上がるのではないでしょうか。
「受験は1点が合否をわける」と言われることがあります。
数学で5点多く取れるようになることで、合格の可能性を高めて欲しいと思います。