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漢検の資格を持っていると中学受験や高校受験で有利になるの?

漢検の有用性

中学受験や高校受験をする際、漢検の資格を持っていると有利になることはあるのでしょうか?

結論から言いますと、中学受験で有利になることはほとんどありません。

高校受験の場合ですと、学校により推薦の基準が少し下がることもありますが、一般入試では有利になることはありません。

では、漢検の資格を取ることは無意味なのでしょうか?

決してそんなことはありません。

願書の資格欄に記入することが出来ますし、調査書にも記入してもらうことが出来ます。

また、普段から漢字の勉強をすることで、国語の入試問題の漢字の正答率が上がります。

上手に漢検を利用し、志望校合格を目指して欲しいと思います。

漢検の何級を受験したらいいの?

漢検を初めて受験する際、何級を受験すればよいのか分からない方も多くいます。

学年 漢字数
10級 小学1年生程度 80字
9級 小学2年生程度 240字
8級 小学3年生程度 440字
7級 小学4年生程度 642字
6級 小学5年生程度 835字
5級 小学6年生程度 1026字
4級 中学1・2年生程度 1339字
3級 中学3年生程度 1623字
準2級 高校1・2年生程度 1951字
2級 高校3年生程度 2136字
準1級 大学・一般 約3000字
1級 大学・一般 約3000字

学年ごどに目安となる級があるので、最初は一つ下の級ぐらいから始めると良いでしょう。

なぜ一つ下の級から始めるかと言いますと、

最初は絶対に合格した方が良いからです。

お子様が漢検を嫌いになってしまい、受験することを嫌がるようになると逆効果です。

漢検合格という目標を作って、漢字の勉強をすることが大切です。

中学受験を目指している方であれば最低でも5級、高校受験を目指している方であれば最低でも3級を取得出来るよう頑張りましょう。

漢検に向けた勉強法

では、漢検に合格するためにどんな勉強をしたら良いのでしょうか?

漢検3級までであれば、過去問を徹底してやることが効果的です。

漢検3級までですと、過去問と同じ問題が出題されることがほとんどです。

※使われている文章は違いますが、同じ漢字が出題されています


過去問には解答用紙が付いています。

この解答用紙をたくさんコピーしておくようにして下さい。

検定問題が13回分収録されていますので、繰り返し練習出来るように事前に準備をしておくことが大切です。

さて、過去問に取り掛かったら、必ず採点と直しをするようにしましょう。

ただ過去問を解くだけでは出来るようになりません。

間違えた問題の直しをすることで、次は出来るようにすることが重要です。

  1. 過去問を解く
  2. 採点をする
  3. 直しをする

この繰り返しをして、合格点に届くようになるまで練習をすると、本番も合格点をクリアすることが出来ます。

漢検は合格基準が決まっていますので、合格基準をクリアしたかがお子様でも分かります。

漢検の合格基準

10〜8級:80%程度

7〜準2級:70%程度

2級〜1級:80%程度

毎回合格基準を超えることが出来るようになるまで、繰り返し練習をするようにしましょう。

漢検に向けた勉強期間

受験生の場合、普段の勉強だけでも時間が足りないというケースもあることでしょう。

そのため、余裕を持って漢検受験に臨むように計画を立てましょう。

漢検は年に3回(6月・10月・2月)実施されています。

受験生であれば、6月の検定で5級もしくは3級に合格出来るよう準備を進めて行くと良いでしょう。

どうしても推薦基準のため漢検の資格が必要だという場合は、10月がラストチャンスになります。

※合格証が届くまでの期間と調査書提出の締切を事前に確認しておくようにして下さい

小学5年生や中学2年生であれば、2月の検定で合格しておくと楽になります。

5級や3級に合格するための勉強期間としましては、1ヶ月を目安としましょう。

毎日1年分の過去問をやり、直しをすることをしていくと、2週間目くらいから合格点が取れるようになることでしょう。

あとは繰り返し過去問をやり、少しでも得点を高くすることが出来るようにしていくと安心です。

漢検の勉強は定期テストの役にも立つ

漢検の勉強は中学校や高校の定期テストの役にも立ちます。

定期テストの範囲表を見ると、漢字の出題ページが出ていることでしょう。

もちろん出題ページの漢字の勉強をする必要はありますが、漢検の勉強で覚えた字もたくさんあると思います。

そのため、今まで漢字の勉強に時間がかかっていた人の場合、時間短縮をすることが出来るようになります。

定期テストのことも考えると、どこかで一つ上の級を取っておくことを考えるようにしましょう。

具体的には、小学6年生のうちに4級を目指すといったような感じです。

高校生になった後のことも考えると、高校受験が終わった後に準2級もしくは、2級の取得に向けた勉強をすると良いでしょう。

まとめ

中学受験や高校受験の際に、漢検を持っていること自体は大きなメリットになりません。

しかし、漢検に向けた勉強が受験の役に立ちます。

特に漢字が苦手といったお子様は、国語の得点が安定しないことが多々あります。

受験で合格点を取るためにも、漢字の勉強はきっちりとしておく必要があります。

まだ漢検を受験したことがないお子様は、一度漢検の過去問を購入して、どんなものかを確認してみることをおすすめします。

お子様によっては、漢検合格をゲームのように楽しみながら進めていける場合もあります。

最終的には受験に合格することが目標ですが、小さな成功体験を積み重ねることで自信を持つことが出来るようにもなると思います。

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