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小学生も中学生も社会の「まとめノート」を作るメリット

社会のまとめノート

社会の勉強をする際、見て覚えるだけでなく書いて覚えるが大切です。

書いて覚えるメリットは、「漢字指定に強くなる」「すぐ忘れることが減る」などが挙げられます。

書いて覚える前に、「まとめノート」を作っておくと整理して覚えることが出来るようになります。

覚えるコツとしては「関連付け」が有効です。

そのために、小学生も中学生も是非「まとめノート」を作成して欲しいと思います。

少し時間がかかりますが、後々役に立つので丁寧に作成していくようにしてください。

地理分野のまとめノート

地理のまとめノート

地理分野のまとめノートは小学生と中学生で若干違いがあります。

というのも、小学生の場合は日本地理がメインとなりますが、中学生は世界地理まで学習をするからです。

共通することとして、まとめノートに自分で地図を書くことが挙げられます。

地図を自分で書き、平野や川などの地形を入れていくようにしましょう。

また、地形とは別に農業地図や工業地図も作成するようにしましょう。

地図の次に「地形のまとめ・農業のまとめ・工業のまとめ」をすると繰り返し書くことで覚えることが出来ます。

更に場所の確認は地形のまとめ、都市や地域の農業や工業の特色は農業のまとめ・工業のまとめを見ることで効率的に覚え直すことが出来るようになります。

1つ注意点としては、農作物や工業製品の出荷額などの統計資料をまとめる時は最新年度のものを使うようにしましょう。

入試で出題される統計資料は最新年度の「日本国勢図会・世界国勢図会」が使われています。

関連記事中学入試の社会の統計資料は「日本国勢図会」からが多いです

歴史分野のまとめノート

歴史のまとめノート

歴史分野のまとめノートは時代ごとに作っていきましょう。

旧石器時代・縄文時代・弥生時代は人物名が出てこないので、時代ごとの特徴を比較しながらまとめます。

以前に「中学・高校受験の社会の歴史(旧石器・縄文・弥生・古墳時代のポイント)」というページでまとめていますので、一度確認してみてください。

飛鳥時代以降は主要人物を中心に関連付けをしながらまとめていきます。

たとえば、飛鳥時代であれば聖徳太子ですよね!

聖徳太子
  • 天皇中心の政治を目指した(蘇我馬子と協力)
  • 推古天皇の摂政
  • 冠位十二階(603年)
  • 十七条の憲法(604年)
  • 小野妹子を遣隋使として派遣(607年)
  • 法隆寺を建てた

上記のように聖徳太子に関連することをまとめます。

その上で細かい知識をまとめていくようにしましょう。

人物を中心にまとめることで、その時代の出来事を確認することができます。

出来事の確認とは別に「農民の暮らし・文化」をまとめることで、時代ごとのまとめノートが完成します。

中学受験であっても高校受験であっても歴史のまとめノート作りは同じ方法で大丈夫です。

公民分野のまとめノート

公民のまとめノート

公民分野のまとめノートは「政治」「経済」に分けて作っていきましょう。

政治については「日本国憲法」「国会」「内閣」「裁判所」「選挙」「地方自治体」がメインとなります。

日本国憲法は大日本帝国憲法との比較から始め、重要な条文は丸暗記するようにしましょう。

日本国憲法の重要条文

第9条
一項
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

二項
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

第25条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

第9条と25条は穴埋めで問題が出されることが多くあります。

国会・内閣はそれぞれの仕事についてまとめることが大切です。

今まで使うことがなかったような用語ですので、意味までしっかり確認しておきましょう。

手元に電子辞書があると勉強がはかどりますしょ。

関連記事電子辞書とノートの活用で効率的に国語の勉強を

内閣の仕事の例として、「条約の締結」があります。

それに対し国会の仕事として、「内閣が締結した条約の承認」があります。

外国との条約について「締結」「承認」といったように、それぞれの仕事が違っているので、関連付けをしながらまとめノートを作成しましょう。

「経済」については、中学受験と高校受験で扱う深さが違ってきます。

歴史や地理については中学受験の方が細かい知識まで覚える必要がありますが、「経済」については高校受験の方が細かい知識を必要とします。

ただ、「経済」については試験当日にグラフから読み取りをする問題も多いので、グラフの見方に慣れておくことが重要です。

時事問題のまとめノート

時事のまとめノート

中学受験では「時事問題」が出題されることが多くあります。

そこで「時事問題」のまとめノートも作成する必要があります。

普段から気になるニュースを書き留めておく習慣をつけておくと、最後に焦らずにすみます。

ニュースを書き留めてる場合、見出しだけでも構いません。

  • ロシアのウクライナ侵攻
  • G7広島サミット
  • イスラエルとハマスの争い
  • 内閣支持率低迷
  • 中国・ロシア日本産の海産物輸入制限

上記のように気になったニュースを書き留めておく感じです。

10月になるとその年の「時事問題集」が発売されます。

自分が書き留めておいたニュースが掲載されているか確認し、その問題の背景をまとめるようにしましょう。

時事問題集は何冊も発売されていますので、2冊は準備しておくことをおすすめします。

関連記事最新時事問題集のおすすめ6冊

まとめ

社会のまとめノートを作成することで、

  1. 漢字指定の問題に強くなる
  2. 関連付けて覚えるので記憶に残る

上記のようなメリットがあります。

テスト前や入試直前期に見返すことができるような「まとめノート」を作成しておきましょう。

まとめノートを作る際の注意点として、極端に綺麗に作ろうとして時間がかかり過ぎてしまうことは避けてください。

社会のまとめノートは、テストや入試本番で得点を取ることが目的です。

効率を考えて作業を進め、結果を出すことができるようにしていきましょう。

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