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【塾なし中学受験】小学5年生の2学期は注意が必要です

塾なし中学受験 小学5年生の2学期

塾なし中学受験を目指す場合、小学5年生の2学期は注意が必要です。

特に、算数と社会で注意が必要です。

算数は、2学期から内容が一気に難しくなります。

社会は、2学期から歴史の学習が始まります。

塾に通っているお子様も、小学5年生の2学期で躓いてしまう人が多くいます。

塾なしでも同じ状況が予想されますので、事前に心構え、準備をしておくようにしましょう。

小学5年生のテキスト

塾なし中学受験を目指す場合、小学5年生のテキストは小学4年生の時に使っていたものの続きが良いでしょう。

塾なし中学受験をする場合の使用教材は「予習シリーズ(四谷大塚)」か、もしくは「新演習(栄光ゼミナール)」がおすすめです。

詳しくは書きページをご覧下さい。

関連記事【塾なし中学受験】小学4年生の使用教材と勉強法+時間数

その他に市販教材を少し準備しておくと良いでしょう。

特に、社会の歴史の準備を早めにしておくことをおすすめいたします。

小学5年生の1学期で地理の学習が終了し、2学期から歴史の学習が始まります。

スムーズにスタートが切れるよう事前の準備を怠らないようにしておきましょう。

1週間の勉強時間

小学5年生になると、塾の授業時間も小学4年生の時と比べ長くなります。

塾弁を持っていくのも小学5年生からの塾が多いです。

関連記事【塾弁が必要なケース】中学受験コースで塾に通っている方

そのため、塾なしで中学受験を目指す場合も、塾に通っているお子様と同じくらいの時間を確保する必要があります。

1週間のスケジュールを決めて、コツコツ頑張っていくことが大切です。

1週間のスケジュール例

曜日 時間 勉強内容
月曜日 17:00〜19:00 算数(新単元の導入)・計算と漢字
19:40〜21:00 理科(新単元の導入)
火曜日 17:00〜19:00 国語(新単元の導入+知識事項)・計算と漢字
水曜日 17:00〜19:00 算数(新単元の導入)・計算と漢字
19:40〜21:00 社会(新単元の導入)
木曜日 17:00〜19:00 算数(問題演習)・計算と漢字
金曜日 お休み(計算と漢字だけはやりましょう)
土曜日 10:00〜12:00 国語(問題演習)
16:00〜19:00 理科・社会(問題演習)・計算と漢字
日曜日 10:00〜12:00 算数(間違い直し)
16:00〜19:00 国語・理科・社会(間違い直し)

小学4年生の時と比べ、月曜日と水曜日、土曜日、日曜日の勉強時間を増やしています。

理科・社会の勉強時間と算数の勉強時間を伸ばすと効果的だと考えます。

理由は、理科・社会は覚えることが増え、算数は内容が難しくなるためです。

学年が上がった時に、新しい1週間のスケジュールを作ってしまうことがポイントです。

学年の切り替え時であれば、「なぜ勉強時間が増えるのか」をお子様に説明しやすいと思います。

小学5年生の1学期は復習が多い

小学5年生の1学期は、小学4年生の内容の復習が多く出てきます。

そのため、自分のペースを作るのに最適な時期です。

1週間のペースを掴むことにより、勉強がスムーズに進んでいきます。

まずは1週間のペースを掴むことを目標に1学期の勉強を進めていきましょう。

しかし、小学4年生の時に苦手としていた単元が出てきた時は、苦手克服を目標にして下さい。

中学受験に向けた勉強内容は、「螺旋階段」のように繰り返し出てきますが、小学5年生で学習する内容がそのまま入試問題で出題されることがあります。

そのため、小学5年生で学習する内容は、出来るだけその週に解決するようにしていくことが重要です。

小学5年生の2学期は難易度が上がる

小学5年生の2学期になると、学習内容の難易度が一気に上がります。

特に算数と社会には注意が必要です。

算数

算数が得意だったお子様も、小学5年生の2学期になると段々とついていくのが大変になってきます。

というのも、難易度が高くなっているからです。

中学生になって習う内容と同じことが出てきたりします。

特に、「割合・比」「合同・相似」「立体図形」の単元を苦手にしてしまうお子様が多くいます。

中学受験の勉強をしているお子様は「逆算」の練習をしています。

そのため、逆算を利用した解き方(方程式)が出来ますが、式を作ることが出来ません。

中学受験の場合、線分図を書く練習や補助線を引く練習をしておく必要があります。

最初から中学生のような解き方を覚えるのではなく、最初は手を動かすことから始めていきましょう。

社会

小学5年生の1学期は、4年生の時に学習した地理の内容の復習となります。

そのため、知っている用語が出てくることが多いので、それほど苦労することはないでしょう。(新しく覚えることが少ないです)

しかし、小学5年生の2学期から始まる歴史の勉強は、初めて見る人物名や用語がたくさん出てきます。

原始時代・縄文時代・弥生時代の学習は、まだ覚えることが少ないので苦労しないかと思います。

関連記事中学・高校受験の社会の歴史(旧石器・縄文・弥生・古墳時代のポイント)

では、歴史の勉強で躓いてしまうお子様が多い単元はどこだか分かりますか?

答えは、平安時代です。

平安時代は794年から1185年頃までとなります。

時代が長いので覚えることが一気に増えます。

それでも単元としては1単元となっているので、ここで覚えきることが出来ないお子様が出てきます。

関連記事中学・高校受験の社会の歴史(平安時代のポイント)

また、次の鎌倉時代も文化で覚えることが多くあります。(新しい仏教)

このあたりから歴史を嫌いになってしまうお子様が多くなります。

そのため、小学5年生の夏休みに「日本の歴史まんが」を読んでおくことをおすすめいたします。

関連記事歴史漫画は中学受験の対策として非常に有効だと思います

小学5年生の頑張りが6年生になって影響

小学5年生の2学期は、誰にとっても大変な時期となります。

ここで重要なことは、成績が悪くても頑張ることです。

小学5年生の時期に頑張っていたお子様は、6年生になって成績が伸びてくることが多々あります。

頑張ってもなかなか成績が出てこないので、辛いと思いますが、6年生になった時のことを考え、頑張って欲しいと思います。

保護者の方も今の成績だけを見るのではなく、中学受験のゴールを見据えて対応する必要があります。

どうしても1週間で終わらなかったことは、長期休みに復習するようにしましょう。

長期休みが始まる前に、苦手分野を洗い出し、徹底して対応することで乗り切ることが出来ると思います。

小学5年生の外部模試

小学5年生になったら模試を上手に活用すると良いでしょう。

四谷大塚のテキストを使っている場合は、四谷大塚の模試を受験すると効果的です。

栄光ゼミナールのテキストを使っている場合は、注意が必要です。

栄光ゼミナールのテキストの沿った大きな外部模試はありません。

そのため、どの模試を受験するか考える必要があります。

個人的には、四谷大塚の模試を受験しておくのが良いと思います。

理由は、カリキュラムが似ているからです。

ただ、小学5年生で受けた模試で、志望校判定は出来ません。

あくまでも参考程度に結果を見ていただくのが良いでしょう。

模試慣れをすることを目的に受験するのが良いかと思います。

小学5年生の塾なし中学受験のまとめ

小学5年生の塾なし中学受験は、2学期をどう乗り越えるかがポイントです。

塾に通っているお子様も苦戦する時期ですので、焦らずじっくり対応していくようにしましょう。

焦ってペースを崩してしまうことが一番のマイナスになります。

1週間のペースの中で出来ることをしっかり行い、出来なかったことは長期休みに行うようにしましょう。

少し心配なこととして、算数が全く分からなくなってしまうと立て直しがとても大変になってしまうことです。

どうしても厳しいと思った時は、算数だけでもプロ講師にお願いすることを考えてみて下さい。

今までの苦労が一気に解消されることもあります。

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小学5年生の時期の頑張りで、中学受験の結果が決まると言っても過言ではありません。

今まで見てきた生徒で第一志望校に合格した生徒は、みんな5年生の頃に頑張っていました。

塾なし中学受験を目指している方も、小学5年生の勉強をしっかり頑張って欲しいと思います。

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